学校紹介

 糸満市は、四海に雄飛し勇壮にして独特な漁法で古くから名声を上げた海人(ウミンチュ)の街であり、第2次世界大戦の戦禍にみまわれ焦土と化し、多くの住民の生命・財産を消失した地上戦終結の地でもある。
 昭和36年10月、糸満町、兼城村、高嶺村、三和村が合併。文化的産業都市を目ざし新しい糸満町が誕生し、さらに昭和46年12月に市に移行、県下10番目の市政が敷かれ現在に至っている。

 本校は、旧市街地の中心(糸満ロータリー)から北北西約2kmの位置にある海面を埋め立てた土地の一角に昭和61年4月に創設され、平成11年度には1,152名の県下有数の大規模校となり、平成13年に潮平中学校が新設され分離した。
 校章の波には、「健康:心も身体もたくましく」、円には「協力:支え合って、ひびき合って」、ペンには「創造:自ら学び、創造する」という思いが込められている。また、校訓は、「自主・自律・貢献」、学校教育目標「頭をきたえ、心をみがき、体をきたえる生徒の育成」、凡事徹底事項として「【時間】時間を守る、【環境】清掃・整理整頓、【礼儀】あいさつ・聞く姿勢」を共通実践事項として取り組んでいる。
 生徒会活動が活発でスポレク大会や西中祭などの学校行事を生徒が自発的・実践的に運営し、学校生活づくりへの参画も行っている。PTA活動も活発で、西崎中校区の西崎小学校・光洋小学校と連携した活動や親父の会、読み聞かせボランティアのちゅら心などの様々なサポートを受けている。
 地域とともにある学校として、子供たちが生きる未来の社会のなかで、じりつ(自立・自律)し、社会の形成者として協働して未来を創造する人材の育成に向けて、教職員と保護者・地域が、子供たちのサポーターとして連携・協働した学校づくりを行っている。